ここでは、個人事業主や自営業者の方向けに、
ふるさと納税限度額を算出する方法について説明しています。

ふるさと納税サイトでは簡単に限度額を算出できるシミュレーションがあり
源泉徴収票があればかなりの高精度で限度額を算出できます。

ですが、この限度額シミュレーションはサラリーマンの方(給与所得者)のみに
限定されていて、実は個人事業主や自営業者の方はこのシミュレーションを
用いて限度額を算出することができないのです。

実際私の友達で自営業者の方がいるのですが、
ふるさと納税の仕組みを教えたところ限度額シミュレーションのところで
どうやって計算したらいいのか分からなくなってしまいました。

それで、いつもこのサイトで登場してくる税理士の友達に
個人事業主や自営業者の人が限度額シミュレーションを使う時
どうやって限度額を算出したら良いのか?
について聞いてみました。

結論から言うと、
昨年度の確定申告書から数値を使えばできるみたいです。

それでは、
個人事業主や自営業者の方のふるさと納税の控除限度額を計算する方法について
説明したいと思います。

<目次>
個人事業主の限度額シミュレーション
限度額シミュレーションのやり方
返礼品の選び方
ふるさと納税の締め切りはいつ?

 

個人事業主の限度額シミュレーション

まず最初に行わなければならないのが、
所得額と所得控除額の合計をどうするか?です。

これについては、
1.昨年の数字をそのまま使う
2.今季既に確定した金額と今後の見積もりの合計

以上の2つから選択すれば良いみたいです。

どちらの方法を選択する時にも、
配偶者控除、扶養控除がある方は配偶者と扶養親族の年齢や就職などで
扶養家族から外れていないか確認しておきましょう。

それではこの2つの方法について説明をしていきます。

1.昨年の数字をそのまま使う方法

これは、
昨年の確定申告書の所得金額所得控除額の合計をそのまま使う方法です。

確定申告書に記載されている
所得金額の合計」と「所得から差し引かれる金額の合計
この2つの数値の事です。

ただし、所得が昨年から大きく変わっている場合はあまり参考にはなりません。
昨年と所得が大きく変わっていない場合にはこの方法で算出された数値を
目安にすれば大体の数値が分かると思います。

2.今季既に確定した金額と今後の見積もりの合計

これはどういった方法かというと、
限度額をシミュレーションする時期に数値が固まっていたら、
翌月以降は昨年までの実績をベースに計算したり、
確定した月から数値を月数で割り、12ヶ月分掛けて今年分の所得を計算する方法です。

例えば、
9月までの数値が固まっていたら10月以降は昨年の実績をベースに計算したり、
9月までの数値 / 月数(9ヶ月)X 12ヶ月で今年の所得を計算する方法です。

所得控除も同じです。
既にわかっている金額と今後払う金額の合計です。

多少手間がかかりますが、こちらの方がより精度の高い限度額が算出できます。

この2つのどちらかの方法で算出した数値を使って、
限度額のシミュレーションを行います。

限度額シミュレーションのやり方

まずは限度額シミュレーションのページを開きます。
=>控除シミュレーション

開くとこのような画面が出てくると思います。

開いたら、「詳細シミュレーション」のところに数値を入力していきます。
まず、(2)給与所得控除後の金額」に所得金額を入力します。

次に、(3)所得控除額の合計額」に所得控除額を入力します。

(1)総収入金額」は空欄で問題ないみたいです。

このように、
ふるさと納税サイトのシミュレーションを使えば、
個人事業主や自営業者の方でも
控除額の限度を算出することができます。

ただし、あくまでも目安ですので、
より詳細に調べたい場合は、税理士に相談してみて下さい。
もし起業したばかりで税理士と契約していない人はこの機会に探してみると良いですよ。
こちらで無料で探してくれます。

税理士ドットコム

 

返礼品の選び方

限度額の目安が算出できたら、
寄付をする自治体を選びます。

ただ、自治体もたくさんあります。
その自治体に返礼品もたくさんあるので、
はっきり言って何もない中から選ぶのは大変です。

なので、私は初めてふるさと納税をする時に、
こちらを参考にしました。

ふるさと納税 さとふる

選び方ガイドが書いてあったり、
カテゴリー別に返礼品が分かれているので、
初めてでも簡単に選ぶことができました。
非常に利用しやすいサイトです。

この機会にふるさと納税サイトに登録しておくと良いですよ。
無料で登録できて、寄付履歴の管理や記録ができ、
寄付先からの返礼品の配送状況も確認できます。
2年目からはもっと簡単にふるさと納税をする事が出来ます
簡単に登録できるので、空いた時間を使って登録してみて下さい。
=>無料会員登録

こちらは個人事業主や自営業者の方向けの返礼品のまとめです。
シミュレーションした結果、限度額が高かった場合はこちらの返礼品リストを参考にしてみて下さい。
=>個人事業主や自営業者の方向けの返礼品

ちなみに楽天で普段商品を買うのと同じようにふるさと納税ができます。
しかも楽天ポイントが使えて、貯めることもできます。

キャンペーンなどを上手に利用すれば、
10%近くのポイント還元を受けることができます
例えば2万円寄付して10%のポイント還元なら、
2,000ポイントが還元され、自己負担額をカバーすることもできます。

ふるさと納税の締め切りはいつ?

来年度の住民税の減額と所得税の還付を受けようと思ったら、
今年中にふるさと納税で寄付を済ませておく必要があります。

締め切りは12月31日までに寄付完了です。
寄付された事を自治体が確認できなければいけないので、
年末ギリギリに寄付をする予定の方は、
クレジットカード決済できる自治体を選んでおく必要があります。

万が一、12月31日を超えてしまうと再来年、
2019年の12月31日に間に合わなく、
2020年の1月1日に寄付した場合は、
2021年度の住民税と所得税が減税・還付の対象になりますので、
忘れずに今年中に済ませておきましょう!